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文献の詳細
言語 |
日本語 |
著者 |
岩村雅一, 内田誠一, 大町真一郎, 黄瀬浩一 |
論文名 |
情報付加による認識率100%の実現 ―人にも機械にも理解可能な情報伝達のために― |
論文誌名 |
画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2005) |
ページ |
pp.901-908 |
年月 |
2005年6月 |
要約 |
パターン認識の究極の目標は認識率100%の達成であるが,
誤認識が全く起こらない識別器の設計は容易ではない.
そこで,
本報告では認識誤りを補うために正解クラスに関する情報(付加情報)をパ
ターンとは別に用意し,パターンと付加情報を識別器に同時に与えることで
認識率100%かつリジェクト率0%を達成する方式を提案する.
そして,提案する方式で達成可能な認識率やリジェクト率と
それに必要な情報量の関係を求める.
実験の結果,印刷されたかな・漢字3036字種ではオープン実験で4ビット,
クローズ実験で1ビットの情報の付加で認識率100%かつリジェクト率0\%を達
成できることが示された.
また,認識を全く行わずに文字コードの情報をそのまま使用する場合に
比べると,
提案する方式で必要な情報量は約1/12,QRコードの面積換算では約1/9である.
従って,提案する方式は従来のパターン認識のみを用いる場合と
認識を行わずコードのみの場合を折衷する新しい枠組みといえる. |
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