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文献の詳細
言語 |
日本語 |
著者 |
内田 誠一, 岩村 雅一, 大町 真一郎, 黄瀬 浩一 |
論文名 |
カメラによる文字認識のためのカテゴリー情報の埋込に関する検討 |
論文誌名 |
電子情報通信学会論文誌D |
Vol. |
J89-D |
No. |
2 |
ページ |
pp.344-352 |
年月 |
2006年2月 |
要約 |
本研究は,バーコードと同程度の精度で 次元実環境中の文字パターンを認識することを目標とし
ている.実環境中の文字パターンは,撮影状況により様々な歪み,例えば射影変換歪みを受ける.このため,通
常の文字認識手法の延長線上でこの目標を達成しようとしても,相当の困難が予想される.そこで本論文では,
文字そのものに機械可読性を補強するような情報を埋め込む方式を検討する.具体的には,文字画像に対し,縞
模様状のパターンを埋め込む.このパターンを構成する各縞の幅から計算される複比は,文字パターンがどのよ
うに射影変換歪みを受けてたとしても常に一定値となる.従って,カテゴリと複比の値を予め対応付けておけば,
抽出された複比を識別の手がかりとして認識時に利用できる.シミュレーション実験の結果,複比と文字形状情
報を併用することで,射影変換歪みを受けても非常に高い認識精度が得られることがわかった. |
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