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文献の詳細

論文の言語 日本語
著者 星加 健介, 石丸 翔也, Olivier Augereau, 黄瀬 浩一
論文名 リーディングライフログを用いた日常的な読書行動の計量
書名 電子情報通信学会技術研究報告, パターン認識メディア理解研究会
Vol. 116
No. 38
発表番号 PRMU2016-19
ページ pp.101-106
発表場所 名古屋大学
査読の有無
発表の種類 口頭発表
年月 2016年5月
要約 本稿では,日常的な読書行動を検出するために,視点情報と深層学習を用いた読書判定方法を試みる.人の視点を計測できるデバイスを使用し,読むという行為を記録したものをリーディングライフログという.読書行動を記録できると,何を読んだのか,どのくらい読んだのかという読書傾向の変化を知ることができる.現在のリーディングライフログの研究では,実験的な環境で小規模なものが多い.その理由は,精度の高いアイトラッカは高価であり、アイトラッカによってはバッテリの問題があるからである.上記の理由から,日常的な読書行動を大規模に取得する研究は少ない.そこで本稿では,大規模に記録を行うために,廉価なアイトラッカであるTobii EyeX Controllerに注目した.Tobii EyeX Controllerを用いることで,ディスプレイ上の人の視点情報を記録することができる.アイトラッカから取得した視点情報を用いて,人の日常的な読書行動を計量するためには,人が読書中か判定する必要がある.ディスプレイ上の様々なレイアウトの文字において,読書判定を行うために,深層学習を用いる.実験では,被験者5人において,被験者依存で学習し,読書判定を行った.その結果,被験者5人の平均適合率は0.73であった.
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