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文献の詳細

論文の言語 日本語
著者 宮川 拓也,内海 ゆづ子,岩村 雅一,黄瀬 浩一
論文名 顔認識における特定物体認識と一般物体認識の比較
論文誌名 情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
Vol. 2015-CVIM-197
ページ pp.1-7
出版社 一般社団法人情報処理学会
査読の有無
年月 2015年5月
要約 物体認識手法は扱う問題によって特定物体認識と一般物体認識の二種類が使い分けられる.しかし顔認識は両方のアプローチで高精度な顔認識に成功しており,どちらのアプローチが適しているのかは明らかにされていない.どちらかのアプローチの優位性や,それぞれのアプローチが特に有効なタスクなどを示すことができれば,今後の顔認識技術の発展につながると考える.本論文では既存手法を利用した比較実験を通して,顔認識における特定物体認識と一般物体認識それぞれの有用性について考察する.また副題として,顔認識における各要素の重要度を示すため,一般物体認識による顔認識においてどのようなvisual wordsが有効であるのかを調べる.実験の結果,認識率の低かった表情変化の大きいクエリについて他のクエリよりも大きな差が生まれ,一般物体認識の方が高い認識率を示した.visual wordsに関する検証実験では,顔認識において位置情報が必要不可欠な要素であるということを示した.
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