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文献の詳細

論文の言語 日本語
著者 吉村 和代,川市 仁史,Kai Kunze,黄瀬 浩一
論文名 アイトラッカで取得した視点情報と文書理解度の関係
論文誌名 電子情報通信学会技術研究報告
Vol. 112
No. 495
発表番号 PRMU2012-224
ページ pp.261-266
発表場所 東京都調布市
査読の有無
発表の種類 口頭発表
年月 2013年3月
要約 本稿では,アイトラッカで取得した視点情報を用いて,文書に対する理解度を推定する手法を提案する. 本手法ではまず,アイトラッカで得られた視点情報に対し,眼球運動の性質を利用した特徴量を抽出し,8 次元の特徴ベクトルを生成する.そして,得られた特徴ベクトルを用いて,読み判定をし,ユーザが読んでいるか読んでいないかを判別する.さらに,理解度推定をすることで,文書に対する理解度を推測する.被験者10 人,10 文書を用いた実験の結果,読み判定については識別率91%を得,有効性を確認した.一方,文書理解度推定については,5 段階で表現される問題の正答率により理解度を表現したところ,平均二乗誤差1.059 で正答率を推定するに留まり,十分 な精度を得るに至らなかった.本稿ではその理由についても考察する.
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