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文献の詳細

論文の言語 日本語
著者 野口 和人, 黄瀬 浩一, 岩村 雅一
論文名 物体の認識率と局所記述子の照合精度の関係
論文誌名 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2008)論文集
発表番号 IS4-4
ページ p.504
査読の有無
年月 2008年7月
要約 局所記述子を用いた物体認識の最も単純な手法は,物体モデルに保存された局所記述子と未知の画像から抽出した局所記述子を最近傍探索によって照合し,投票するものである.一般に,局所記述子の数は膨大であるため,このアプローチの鍵は,いかに照合の計算コストを削減するかにある.近似最近傍探索の技術を用いると,照合に必要なコストが劇的に削減されるが,どの程度の照合精度があれば,高精度な物体認識が可能なのかという疑問点が残る.本稿では,この点について次の2つの成果を示す.まず,局所記述子の照合精度はそれほど高くなくてもよいことを実験的に示す.例えば,10 万物体に対して,97%の認識率は14%の照合精度で得られる.もう一つは,単純な2項分布を用いた,投票による認識のモデルを提案し,実験結果と良く合うことを示す.
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